2015年12月07日
呉 永錫より「妻家房 東京ミッドタウン店」をご愛顧下さった皆様へ
「妻家房 東京ミッドタウン店」は、12月25日をもって閉店いたします。
平成5年4月に四谷三丁目で韓国食料品店「妻家房」を創業し、東京ではまだ見かけることの少なかった
韓国の本格的なキムチ販売を始めました。四谷三丁目の地に根を下ろして本当の韓国の食文化を日本の皆様へ
紹介したいと決心し、日々キムチを夫婦で作ってまいりました。キムチの特性上、その匂いなどで近隣の方から
苦情が来たり、腐っていると罵倒されたり、散々な憂き目にあったこともありました。
そんなある時、子供の誕生日のお祝いの席で、日本の百貨店の知人に振る舞った韓国家庭料理が評判となり
京王百貨店の食品売り場でキムチの販売を始めることができるようになったのです。
運よく平成6年には伊勢丹食品売り場にも売り場を持つことができ、
あれよあれよという間に、韓国家庭料理レストランの出店も果たすことができました。
韓国の食文化を根本から理解して頂くために『キムチ博物館』も四谷三丁目に開業することもできました。
そして満を持して、平成19年3月30日東京ミッドタウンに食料品販売と
イートインコーナー13席オープンさせて頂くことができました。
8年間の間、当店にお出で頂いたお客様とともに過ごさせていただいた時間を思い出すと、
続けていくことが叶わなかったことは、大変残念であります。
本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
お顔とお名前は全て記憶することはできませんが、厳しいご意見を頂戴したこと、
こぼれるような笑顔でお褒め頂いたこと沢山のご意見を頂いたことに感謝の言葉もございません。
東京ミッドタウンに『妻家房』は閉店させていただきますが、またお近くの『妻家房』でたくさんの方々と
お会いできる日が来ますことを楽しみに致しております。
これまでのご愛顧に心より御礼申し上げます。
カムサハムニダ
平成27年11月
株式会社 永明 代表取締役 呉 永錫
妻家房 従業員一同